フリーランスで活動していくにあたって
はじめに
皆さん、はじめまして。
今日からブログを書くことになりました櫻井です。
今、このブログをご覧になっている皆さんは、フリーランスとして株式会社キャロットと契約をして活動している、もしくは今後、活動していこうと思っている方がほとんどだと思います。
そんな皆さんのために、このブログでは、すでにキャロットで活動している先輩たちの体験談などを元に、今後の皆さんの活動に役立つ情報や、実際の現場の雰囲気などをお伝えしていきたいと思っています。
少しでも皆さんの役に立てるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは、早速、始めていきたいと思います。
今回は、「初めてフリーランスとして活動する方向け」のお話しをしていきたいと思います。
フリーランスの定義
そもそも、フリーランスとはどういったものなのでしょうか。
実は、フリーランスには、はっきりした定義はありませんが、一般的には、会社などと雇用契約をせず、自由に仕事を受けて働いていく人のことを言います。
フリーランスの人が仕事を受けるときは、業務委託契約という契約をしていきます。
1つ1つの案件ごとに契約はせず、年単位の長期間の契約をして、その期間中で案件ごとに仕事をしていくことが多いです。
皆さんも、キャロットと業務委託契約をしたとき、年単位の契約をした方がほとんどだと思います。
そして、キャロットからメールなどで依頼される案件に対して、引き受けるかどうか自由に決めることができますよね?
今、キャロットで活動している皆さんはまさにフリーランスといえます。
私自身も皆さんと同じく、キャロットと業務委託契約をして活動しています。
フリーランスとはどういったものか、お分かり頂けたでしょうか?
雇用契約と業務委託契約
さきほど、フリーランスは業務委託契約をするとお話ししましたが、皆さんは業務委託契約について、しっかりと理解していますでしょうか?
フリーランスとして活動していく上で、業務委託契約はとても重要になります。
ここでは、業務委託契約についてお伝えしていきますので、この機会にしっかりと理解しておきましょう。
さて、皆さんの中で、いきなりフリーランスとして業務委託契約をして活動を始めた方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
少なくとも、今までで1回は雇用契約をしているのではないかと思います。
雇用契約とは、【「労働者(従業員)」が労働に従事し、「使用者(企業など)」はそれに対して賃金を支払うことを約束する契約】のことをいいます。
かんたんに言うと、正社員や契約社員、派遣社員やアルバイト・パートなどがそれに当たります。
労働者は契約に従って仕事をしていく必要がありますが、
残業代をもらえたり、有給休暇を取ることができたり、社会保険に加入できるなど、労働法の保護を受けることができます。
会社員は会社に守られていると言ったりしますが、雇用契約をしている労働者だからこそ、このような待遇を受けることができます。
また、使用者は労働者に対し指示を出すことができます。
それに対し、フリーランスはさきほどもお伝えした通り、会社などと雇用契約ではなく、業務委託契約をして、自由に仕事をしていきます。
業務委託契約は、雇用契約のような労働者・使用者という関係ではなく、それぞれが独立した事業主としての関係となります。
委託した側は使用者ではないため、委託された側に対して指示を出すことはできません。
委託された側も労働者ではないので、雇用契約のような労働法の保護は基本的に受けられません。※例外はありますが、ここでは割愛させて頂きます。
また、雇用契約は、仕事をする上で損害を出してしまった場合、よほどのことが無い限り、労働者は損害を賠償させられることはありません。
それに対し、業務委託契約は、原則、委託された側が損害を賠償しなければいけません。
フリーランスは、自分のペースで自由に仕事をすることができますが、その分、労働者以上に責任があるということをしっかり覚えておきましょう。
フリーランスとお金の管理
さて、フリーランスとして活動していく際に、とても大切なのがお金の管理です。
会社員は、会社の経理担当が手続きなどを全てやってくれるので、給料の振込みさえ待っていれば、その他にすることは特にありません。
しかし、フリーランスは全て自分でやらなければなりません。
お金の管理については、お話しするとキリが無くなってしまうので、次回以降に改めてお伝えしていきたいと思います。
今回は、特に気を付けなければならないところをピックアップして、簡単にお伝えしていきます。
まずは「請求書」の作成です。
請求書を作らなかったり、出さなかったりしてしまうと、せっかく働いたのに委託元からお金をもらうことができません。
請求書の書き方については、次回以降にお伝えしたいと思いますが、キャロットでは請求書のフォーマットも用意していて、書き方についても教えてもらえますので、難しく考えないで大丈夫です。
次に、フリーランスが避けて通れないのが確定申告です。
フリーランスは原則として、確定申告が必要になります。
なぜ、フリーランスは確定申告が必要なのでしょうか?そもそも確定申告とは何なのでしょうか?
確定申告とは、【個人や法人が毎年1月1日~12月31日までの1年間で得た所得に掛かる税金を計算し、税務署に税金を支払う手続き】のことを言います。
会社員の場合は、これを会社がやってくれるため、基本的に確定申告をする必要がありません。
しかし、フリーランスはこの手続きを全て自分でやらなければいけないのです。
確定申告をしなかった場合、無申告加算税や延滞税といったものが別に掛かってしまいます。
そして、最悪の場合、逋脱(ほだつ)という犯罪行為となり、さらに重加算税や刑事罰を受ける可能性もあります。
このようなことにならないためにも、皆さんはしっかりと確定申告をするようにしましょう。
確定申告の提出期限は翌年の2月16日~3月15日までとなります。
確定申告のやり方については、次回以降にお伝えしたいと思いますが、確定申告が必要ということだけはしっかりと覚えておいてください。
その他にも気を付けなければいけないことは色々とありますが、まずは請求書を作らなければいけないこと、確定申告が必要であることをしっかりと覚えておきましょう。
フリーランスと個人事業主
ここで1つ質問をします。
皆さんは、自分自身がフリーランスなのか個人事業主なのか、しっかりと把握していますでしょうか?
ちなみに、私は恥ずかしながら、最初はよく分かっていませんでした。
例えば誰かに「どんな仕事をしているの?」と聞かれたときは、「フリーです」や「個人でやっています」などと答えても全く問題はないと思いますが、皆さんにはぜひ、違いを知っておいて欲しいので、ここでしっかりお伝えしていきたいと思います。
フリーランスについては、さきほどお伝えしました。
では、個人事業主とは一体何なのでしょうか?
個人事業主とは、フリーランスのうち、税務署に開業届を出している人のことをいいます。
開業届を出していれば個人事業主、出していなければフリーランスといえます。
皆さんはどちらで活動していますでしょうか。
ちなみに、私は開業届を出して、個人事業主として活動しています。
開業届と確定申告
なぜ開業届を出す人と出さない人がいるのでしょうか?
開業届とは、個人事業を開業したことを申告するための書類で、本当であれば税務署に出す必要があります。
しかし、開業届は出さなかったからと言って、特に罰などはないので、実際には出していない人も多くいます。
では、開業届を出す、出さないで、何か違いはあるのでしょうか?
それには、確定申告が大きく関わってきます。
確定申告には大きく分けて、青色申告と白色申告の2つのやり方があります。
青色申告は、複式簿記という少しめんどくさいものをつける必要があります。
それに対して、白色申告は、複式簿記よりかんたんな単式簿記というものをつければ大丈夫なので、青色申告に比べて、手続きもかんたんです。
白色申告のほうが手続きは確かにかんたんですが、青色申告には、白色申告では受けられない特典があります。
特典はいくつかありますが、一番大きなものとして、「所得から最大65万円を特別控除できる」ことが挙げられます。
この特典を受けられることにより、税金を安く抑えることができます。
青色申告をするためには、開業届と青色申告承認申請書を出さなければいけません。
税金をより安く抑えたい人は開業届を出し、めんどくさいのが嫌で、節税するほどのお金ももらえていない人は、開業届を出していないのではないでしょうか。
もし、今、開業届を出すかどうか迷っている方がいましたら、ぜひ、今回の内容を参考にしてみてください。
開業届の書き方については、次回以降にお伝えできればと思いますが、そんなに難しくはありません。
私個人としては出しておいた方がいいと思っています。
もちろん、税金を安く抑えられるというのもありますが、開業届を出すと屋号を持つことができるので、自分は独立してやっていくんだ!というやる気が出たり、モチベーションもすごく上がると思いますよ!
まとめ
今回の内容はいかがでしたでしょうか。
フリーランスは、会社員と比べても、やることや責任が確かに大きいので、最初は不安もあると思いますが、結果が出てくると、会社員以上に見返りが大きいので、とてもやりがいを感じることができると思います。
本ブログもまだ始まったばかりですので、私自身も正直、不安なところはありますが、皆さんと一緒に成長していきたいと思っておりますので、次回以降もぜひ、ご覧頂ければと思います。
ご意見・ご要望などもお待ちしております。
こんなことを記事にして欲しいなどありましたら、ぜひお教え下さい。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
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